(2024年7月30日 財団8周年記念シンポジウムより)
大塚 類(おおつか るい)さん
東京大学大学院教育学研究科准教授
臨床現象学・現象学的質的研究。フィールドワークに基づき、〈生きづらい〉子どもたちについて考えてきた
被災地支援の一環として、2019年より福島県相馬市の中学校で長期休み時の学習支援を始める。東京大学浜通りプロジェクト
相馬総合高校での探究学習の伴走(2023年度より本格始動)を皮切りに、複数の学校と協働しながら大学生が探究学習の伴走をする仕組みづくりについて考え始めている。

小野 裕太(おの ゆうた)さん
東京大学大学院教育学研究科修士課程
相馬総合高校との連携のプロジェクトリーダー

相馬総合高校との連携
2023年度より本格的に連携開始、今年で2年度目になります。
1年目は、主に3年次の探究学習(「総合的な探究の時間」)のサポートとして、探究相談などを行ってきました。

2年度目となる今年は、アドバンスド・コースを創設してより積極的に取り組んでいます。


私立大分高等学校との連携

ワークの事例
まずは不安なく安心して楽しんでもらうこと、を前提として、名刺をつくって自己紹介しよう、お絵描きゲームなどを行いました。

渋谷区立小中学校との連携

よりよい伴走ができる仕組みづくりを考えています。
課題と展望
•(学生・教員・金銭面での)持続可能な仕組み作りの難しさ
•教員や学校に「自分ごと」としてかかわってもらうことの難しさ
•教員・児童生徒・学生それぞれのニーズをくみ取り、探究学習への適切な伴走の仕組みについて考えること、学生を「有力な人材」として育てることの重要性
