担当教諭:堀川晋太朗(英語科)
参加生徒:
海洋技術科・海洋サイエンス科の1年生30名 × 台湾 国立成功大學、東呉大學、高尾科学技術大学 など各地の日本語を学ぶ大学生 10数名
学習目標:
沖縄県が抱える課題を学び、その解決に取り組むことで課題解決能力を養い、国際的な視野を広げることを目標とする。具体的には県の主要産業である観光をより魅力的なものにするために同じアジアの島国である台湾の学生とディスカッションし、具体的なプランを提案する。


授業内容:
まず校内で交流相手の台湾についての調査やミニ中国語講座を実施し、事前に相手にも交流の目的を伝え、双方で自分たちのプレゼンや質問事項を用意した。さらに、ラインのオープンチャットとpadletで自己紹介や生徒間での交流が自由にできるようにした。

初回のオンライン交流では不慣れなことが多く緊張感が先行したが、日本語による交流をベースにしたことで次第に打ち解けていった。「沖縄にしかない魅力って?」「台湾の学生が見た沖縄って?」といったオンライン交流後に、生徒の中からテーマを絞ることが提案され、それにそった準備を授業内で行い、グループごとに第2回の交流に臨んだ。

2回目の交流会ではブレイクアウトルームを長めにとったことで、生徒が提案したプランに対する意見交換が充実したものとなった。その時に出た台湾側からの意見をふまえ、さらに校内で各グループが最終プランを作成し、最終回のオンライン交流会では、沖縄・台湾の学生交流に加え沖縄観光コンベンションビューローから審査員を招き発表会を行った。

今回は生徒にとって初めてのZOOM、初めての中国語、初めてのPCでのプレゼンなど、初めて尽くしで上手くいかないと感じることもあったが、実際に同世代の学生と対話をすることで、自分たちの当たり前がそうではないということに気づく大きなきっかけとなり、視野が広がった。「外から見た沖縄」について深く考えることができたのは非常に大きな収穫であった。
