(2024年7月30日 財団8周年記念シンポジウムより)
飯田 靖(いいだ やすし)さん
愛知県教育委員会 教育長
「興味のあることを探究したい」
「自分のペースで通いたい」
「中学の勉強を学び直したい」など、
学びたい気持ちは同じでも、
一人一人、興味や目標は違います。
大切なのは、それぞれにあった方法で学べること。
愛知県では多様な学びのニーズに応える
様々なタイプの学校づくりを進め、
子どもたちの未来を応援します。

愛知県では、「県立中高一貫校」「フレキシブルハイスクール」「県立夜間中学」という3つのプロジェクトを、2025年から2年間をかけて、19校を開校していこうという計画を立てています。
県立中高一貫校
~社会を変えるチェンジ・メーカーを育てる~
将来の予測が難しい時代や社会において、答えのない課題に挑み、社会に変化を起こす「チェンジ・メーカー」育成を目的とし、一人一人の個性や能力を最大限に引き出します。
2025年4月から順次、探究学習重視型の中高一貫校をスタートします。
各校では、リベラルアーツ、文理融合型、国際バカロレア、AI・データサイエンスといった取り組みを行っていきます。

フレキシブルハイスクール
~新しいタイプの高校~
全日制・昼間定時制・通信制の3課程が一つの学校内にあり、課程間をフレキシブルに行き来して学べる新しいタイプの高校です。興味や関心にあわせて自由に科目を選択し、自分のペースで学ぶことができます。
全日制、定時制、通信制の各課程間を行き来しながら柔軟に学ぶことができる環境を構築します。

県立夜間中学
~日本語の基礎指導や義務教育段階の学び直しに対応~
様々な事情により中学校を卒業していない方、十分に学ぶことができなかった方等が、夕方から学べる学校です。一人一人の学力にあわせて学ぶことができ、決められた課程を修了すれば中学校卒業となります。
満15歳以上で、義務教育を修了していない人、十分な教育を受けられないまま、中学を卒業した人などを対象として、教育を行います。
ここでも基本は探究学習を中心に行っていきます。
